普段はちょっとお仕事などしてまして、帰り際にスーパーに立ち寄ったんです。
そしたら店の入口前で、タイトルのオヤジに言いがかりをつけられまして「なんですか?」と
言い合ってるうちに口論になり、胸座を掴まれて引っ張られた挙句、右腕を振り上げ殴られそうになりますた。
ものすごい勢いで振りかぶったもんですから、こちらもとっさに左腕で身構えたら、バカにしたように
「殴らねーよ、ビビってんじゃねー」とか言い出します。さすがにブチキレまして、店内に入ろうと後ろを見せた隙を突いて、
上着の首部分ちょっと下と左腕の上着部分を掴んで取り押さえ暴行の現行犯で私人逮捕。
警備員を呼んで警察を呼ぼうとするも、こいつが役立たず。が、一緒くたに動向監視されたので
被害者として110番通報。約10分ほどでパトカー到着。その場で事情説明の上で、オヤジが
胸座を掴んだことを認めた上で、自己主張を展開しはじめたので、即座に告訴すると申告。
するとDQNオヤジ「こいつが大袈裟に言ってるけど、私は警察署に行くほどじゃ無いんですけどね」とか発言。さりげなく逃げ姿勢w
警察官も「いや、あなたは加害者なんだから、そーわいかんよ!署まで来てもらうよ!」
ということで最寄りの警察署に、れっつらGO!
警察署ではオヤジが取調室、私は応接室に通され事情聴取。
オヤジはと言えば、あいだに取調室が1部屋あるにも関わらず、さらに自己主張を展開。
担当警察官を通して1時間後に謝罪の申し出を受けましたが、やりとりを聞いてたので拒否。
その後、現場写真を撮るためパトカーで現場に戻るんですが、警察官が持っていった証拠写真用のポラロイドがバッテリー不足で半分しか写らず
使い物にならないため、別のパトカーを呼んで別のポラロイドカメラを用意。
しかし、これまたバッテリー切れでフラッシュがつかずw
どーしょもないので、携帯用に持ち歩いてた予備の単3電池を4本提供。無事に証拠写真を撮影して再び警察署に戻る。
応接室で被害届を提出し、被害品(ネックストラップとジャケットのボタンひきちぎり、腕時計バンド破損)について話し合ってくれ
ということで顔合わせ。しかしこのオヤジDQNです。腕時計の破損については胸座を掴んだのが原因ではなく、いつ壊れたのか証明できないだろうから折半でとか言い出しました。
しかもこの期に及んで謝罪はなく、未だに自己主張を展開しようとします。
結局、全部メーカー修理見積もりで請求し、銀行振込にするということで決着。
念書を書かせるために説明を始めたら「ったく、うっせーな」と紙を取り上げて書き始める始末。
その上「おれはこー見えて会社では人気ものなんだ、オマエはしつこい。嫌われモンだろう」
とか言ってます。
他人に言いがかりつけて胸座掴んで謝罪も出来ないようなDQNオヤジが人気モノだとしたら
その職場はよっぽどDQNの巣窟か、職場の周囲のニンゲンがウンザリしながらDQNオヤジを失笑してるに違いありません。間違いない。
警察官に指印を押すためのスタンプを借りて指印を押させ念書を取って物損の話し合いは終了。
で、警察官が調書をワープロで作成してきたのですが、被害者のコメントを書くところに
「注意してください」とエンピツ書きで書かれており「これでいいかな?」とか言い出します。
これじゃあなた、警察官に注意だけで済ましていいですよと言ってるようなモンです。
即座に「だめです。厳罰に処して下さいと記載して下さい」と要望。
そしたら、手続きが2つ増えたらしく加害者であるDQNオヤジは移動させられてどこかへ。
私は警察官が戻ってきてから、事情聴取の詳細を追加。(でもかなり走り書き?)
そうこうしているうちに、加害者側は終わったらしく先に釈放(ぇー
私は15分後に釈放。被害届にハンコを押したけど、事情聴取書にサインとか捺印はナシ。(いいのか、それ?
トータル4時間ちょっとの手続きでかなり空腹で疲れましたが、念書も取ったし被害届も出したし
DQNオヤジは4月ぐらいには検察庁から呼び出しを受けるだろう、みたいなことを警察官が
言ってたのですが
それにしても、困ったのは腕時計。社会人なら時間管理は必須です。
24時にもなろうかと言う時間にドンキホーテに行って腕時計を買うのもアレだったので
やむなく帰宅しました。
みなさんも胸座掴まれたら大声上げてとっ捕まえて警察に突き出しましょう。時間かかりますけど。
私人でも現行犯逮捕できます(自身に身の安全は最優先に確保するようにしてください)
ちなみに、現行犯逮捕を行うには次の要件が必要です。
・逮捕は犯行現場やその延長とみられる場所で行われていること
・逮捕の時点で犯人であることが明白であること
・逮捕する者が被逮捕者の犯行を現に見た者かその代行者であること
・逮捕の必要があること
さらに次の場合には準現行犯人として同様に逮捕することができます。
・犯人と呼ばれ追われている場合
・窃盗などにより得た物または明らかに犯罪に使ったと思われる凶器その他の物を所持している場合
・身体または被服に犯罪の顕著な証跡がある場合
・誰だと聞かれて逃走しようとした場合
解説をするとい長いので、こっから先は興味あるひとだけどうぞ。
逮捕の場所というのは、要するにその場じゃないとダメですよと。そうでなければ、追いかけてとっ捕まえたということが必要です。
逮捕の時点で犯人であることというのは、そいつがもう犯罪行為をしている、または終えたのを見て間違いないということ。
逮捕する者については、犯行などを目撃した人か、目撃した人が声を挙げて第三者がそれに気付いて捕まえる場合がそうです。
「この人痴漢よー」→「なに?おまい、ちょっと来いゴルァ」ってのがそう。
「逮捕の必要があること」というのは、逃走の恐れがある場合などを指します。
犯人と呼ばれて追われている場合…そのまんまですw
「ドロボーマテー」と追っかけてる状況がこれです。
窃盗などにより得た物や凶器その他の物というのは、万引きの現行犯で盗品を所持だとか、血まみれの凶器なんかですね。
身体や被服に顕著な証拠というのは、一番解りにくいかも。これは例えば、返り血を浴びて体や服が血まみれだとかですね。
誰だと聞いて逃走しようとしたとき。これも解りにくいと思います。例えば玄関付近で不審な人を発見、そこで誰だ?と聞いて逃げたら、その場で取り押さえていいってことです。
実際にこれが使われるのは、機械警備などを実施している警備会社の警備員さんだと思うんですが
敷地や建物内に侵入した賊(犯人のこと)に対して誰何(すいか:誰だ?と聞くこと)を実施し
逃走するようであれば現行犯逮捕という手順があったりします。
もっとも敷地内や建物内に勝手に入ってれば不法侵入や建造物侵入などでやっぱり現行犯逮捕ですが。
でもま、実際にはこんなの発動しないことに越したことは無いんですけどねえ。
まあアレなのですよ。DQNオヤジもまさか私みたいな貧弱そうなヤツに現行犯逮捕された上で
告訴されるとは思わなかったでしょうw
唯一の救いは、取調室で警察官がみっちり1時間以上も説教してたことですかね。
長文お疲れ様でした。
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