2月17日放送のフジテレビ「めざましテレビ」によれば、都内渋谷区内にある約20校の
公立学校では警備員の配置を決定しているとか。
しかし、放送内では私立校の警備責任者は「警備している=危険なの?と思われる」
「人に危害を加えるような物は持てない」「非常に死角が多い」などの問題があると語った。
警備会社との契約には多大なコストがかかる。渋谷区の事例では約6000万円がかかるらしい。
これを20校で割ると1校あたりの警備費用は300万円、おそらく1校あたり1名の警備員で
巡回と出入管理が行われる程度ではないかと思われる。まったくいないよりマシだが大丈夫なのかと不安になる。
また、保護者のもつ学校のイメージに「学校は開かれたもの」という強い先入観があるためか
出入管理における所持品検査も同意が無いと出来ない(これは当然なのだが拒否されれば入校を拒否すればいいだけのハナシ)
だとか、多方面で問題もあるようだ。やはり学校・生徒児童・保護者(地域住民を含む)は連携して
地域防犯に務める必要があるのではないかと思う。
ひょっとすると学校だけでなく、タウンセキュリティそのものが必要なレベルなのかもしれない。
また防犯教育も必要かもしれない。これは生徒児童だけでなく、保護者も一緒に参加するのが望ましいかもしれない。
一般的な道徳教育の延長として、不審者や連れ去り誘拐犯対策などもできるといいかもしれない。
但しこれには問題がある。学校教育には法令に基づいた避難訓練などがあるが、同じように
防犯訓練もやるべきなのではないだろうか。
また、避難訓練では地元消防署が査察に訪れ立ち会った上で開催されるが、警察署や警備会社や警備コンサルタントが
きちんと防犯指導を実施するような施策を考えないといけない時期に来ていると思う。