縁あって●●商事系のB社内風景を見ることが出来たのだが、「おいおい大丈夫かよ」
というような光景が多々見ることが出来て非常に香ばしいw
とある企業の業務を請け負ってビルまるごと運営を行っているのだが、非常に問題点が多い。
1)リーダー職等の管理者権限が曖昧。
コミュニケーターが業務を行っている上で、対処不能な案件を取り扱った場合、リーダーかスーパーバイザーに
判断を仰ぎ、コミュニケーター同士では相談しあわない。という基本原則があるのですが
これが激しく守られていない。しかも、リーダー職ではない人間がエスカレーション(上位職に判断を仰ぐ)の受け答えをしていたり
コミュニケーターやリーダー職ではない者がOJT(職場での実務を通じて行う従業員の教育訓練)を実施したりとメチャクチャである。
さらにこんな事例もあった。
コミュニケーターが3人、臨時でバーコードシールの貼りなおし業務に駆り出された時のこと。
シールはがし剤を使用して数百枚のバーコードを指定位置に水平に貼り直しということで作業開始。
この時、リーダー職の担当者が手順を説明したが、ここに説明不足があった。
この貼り直しの用紙はレーザープリンタ出力のトナー定着された印刷物。これにシールはがし剤を使用すると
トナーが溶解してしまうため、はがし剤が乾く前に重ねてしまうと用紙同士がくっついて張り付いてしまうという
ことが作業途中に判明。気付いたコミュニケーターがあわてて担当のリーダー職に確認したところ
「そんなことひとつひとつ説明しなくても常識だろ?」と吐き捨てたそうです。
コミュニケーターは怒りを通り越して呆れ返ったそうです。これじゃ士気もやる気も信頼も下がります。
2)PC使用の範囲規定が曖昧。
情報漏洩に注意するのは徹底されているのですが、なぜか一部のPCにはハードコピー出力用のフリーソフトが
インストールされています。これに気付いたあるコミュニケーターが、エスカレーションの際に直接画面情報を確認してもらおうと
ハードコピー出力をした上で確認に行ったところ
「コミュニケーターが勝手にハードコピー出さないでくれ」と注意したそうです。
確かにコミュニケーターが勝手に出力したことは、いいことではありませんが、エスカレーション効率をあげるためなので
本来は注意すべき観点が間違ってると言えるでしょう。
そもそも、ハードコピー出力用のフリーソフトが一部のPCにインストールされていること事体がアウトなんですから。
(例えそれが仕様だとしても、コミュニケーターが出して不味いのであれば不可視設定にするか使用禁止設定をすべきですね)
3)OJT教育の管理が不徹底である。
どうしても欠勤などで日々のOJTが抜け落ちるということはどこの職場でもありうることです。
ましてや日々業務内容の改善が発生するような職場では最新のOJTの内容は必須です。
とあるコミュニケーターが風邪で月曜と火曜日欠勤をしたそうです。
この間OJT教育がありいくつかの業務内容に変更が発生しました。
水曜日、風邪から復帰したコミュニケーターは通常通り業務を開始。しかし月曜と火曜のOJTについてリーダー職が知らせなかったため、
本来実施されているはずの業務の一部が欠落した状態で業務が進行するという状態になりました。
この問題点は、誰がどのOJT教育を受けたかという点が管理されていないことと、OJT教育実施時に
予めOJT内容を収録したプリントなどを配布していないということが挙げられました。
つまり、OJTを疎かにした結果、口頭伝達のみで省略してしまい、コミュニケーターの手元にある
OJT内容が曖昧になったいしているということです。
とまあ、こんな酷い運営で成り立ってるのかといえば、成り立ってるようですが、正直クライアントが知ったらと思うとゾっとしますし
管理の不備を突いてさっくり情報漏洩がカンタンに発生しそうです。
私がクライアントだったら暴れますねw
もっとも一番の問題は社内監査が無いことでしょうか。
独立部署で業務内容を監視するような機構を社内整備しないと、顧客情報の取り扱うような部署などでは
重大事故が発生する高いリスクを背負うことになるでしょう。
とまあ、私は見てるだけなので、実際問題ここがどーなろうと知ったことではないのですが。
なんともまあ、お粗末な業務内容を見てしまったということで。